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首がつっぱるように痛む」
「朝起きたら痛くて動かせなくなっていた」
「だんだん痛みを感じ始め、気づいたら首が回らない」
「うがいができない」
「肩を動かすと首が痛む」
寝違えの原因にはいくつかの要素が考えられます。首の関節や筋肉、靭帯に負担のかかる状態が続いていたり、その状態が慢性的に続いた結果急性炎症を起こしたり、強い精神的ストレスを受けたり、内臓の不調があったりと、必ずしも首周辺に原因があるわけではないケースもあります。大半は首や肩周りの筋肉の緊張することが原因で起こると考えられています。
寝違えを繰り返しやすい人は、慢性的な肩こりの悪化が関わっている場合もあります。特にパソコンを使用する時や、机に向かう時の姿勢など長時間に及ぶ不良姿勢が原因となることが多いです。重い頭部を首や肩で支えることで筋肉がいつも緊張しており、その結果、血行・代謝不良を起こし、疲労物質の蓄積、発痛物質の出現により凝りや痛みが症状として現われます。結果的に、頭を支え、動かす際に働く筋肉が過緊張したり、関節に負荷がかかりその周辺の筋肉や靭帯といった組織が痛んだりといった状態になるのです。
寝違えはついつい痛い部分を触ったり、動かしたくなってしまうかもしれません。また、「放っておけば治る」と思われがちです。炎症が起こっていることもありますし、むやみに触ったりすると痛みが悪化することもあります。また、治ると思っていたら3日目からさらにひどくなってきた、ということも意外と多いのです。
以下の行為は首の痛みを悪化させる可能性が高いので、決して行わないで下さい。
・痛みのある部分を温める。(温めて良いかの判断が難しい状態です)
・痛みを我慢して首をストレッチする。
・首をぐるぐる回して体操をする。
・お風呂で長時間温まる。
早めに施術を受けていただくことが理想ですが、そうできない場合は痛みと炎症を抑えるため自宅でアイシングを行ってください。
アイシング(冷却)の手順
軽度の痛みでは、温めても問題がない場合もありますが、悪化する場合もあるため、判断に迷うときは冷却が無難です。2日ほどで炎症が治まりますので、温めて良いのはそれからになります。体操やストレッチも様子を見ながら徐々に試していきます。
寝違えの冷却方法は?
ビニール袋に氷を入れ、水で濡らしたタオルを巻いて痛む部位に10分~20分当て、冷たい・痛い⇒無感覚(麻酔をした感じ)に感覚が変わるところまで続けます。水で濡らしたタオルを使うことで冷たさがしっかり伝わるようになります。できれば横になり、枕の高さを調整して頭を支える筋肉に負担をかけない体制でアイシングをしましょう。